中京新快速から、地方ローカルまで
JR東海電化区間をほぼカバーする
汎用タイプ電車。

登場:1999年
在籍:

 東海のオールラウンダー

  1999年春の改正で登場した313系。先行の311系は、主に中京エリアの新快速での使用を前提に登場したものでしたが、313系は新快速タイプだけでなく、ワンマン運転用の短編成も登場し、あっというまにJR東海の電化路線の大半で活躍する主力にのし上がりました。

  ステンレスの車体にオレンジのライン、白い顔にアイシャドー(前面窓の周りが黒)、という基本的なスタイルは、JR東海の新型車両に共通ですが、この313系の「顔」は、おでこが角ばって広いのが特徴で、あまり‘かっこいい’と思えるものではありません。


113系(左)と313系「特別快速」(右)。東海道の新旧勢力が並ぶ
02.12.31 浜松


最新タイプは、種別・行先表示がカラーLEDに
07.1.16 豊橋

  車体の外見は画一的ですが、走りの性能はすばらしいのが東海車両の特徴で、それはこの313系にも言えることです。中京地区では主に新快速や特別快速として使用され、最高120km/hの俊足を披露します。静かでなめらかな乗り心地は、JR西日本の221系223系に勝ります。

  一方、ローカル線区のワンマン用は2両編成基本で、固定クロスシート。性能をもてあまし気味に走ります。身延、御殿場、中央西、関西線などがその活動領域です。中央西線においては、この電車の投入が、長らく木曽路を守ってきた165系急行車両に引導を渡す結果となっただけに、ファン的には複雑さもありましたが、この電車なら後継者として遜色はあるまい、と思えました。


中央西線にて、2両ワンマンでローカル輸送に
04.12.31 奈良井

  このほか、中央西線名古屋〜中津川間の速達列車「セントラルライナー」には、特急に近い装備の313系が使用されます。この電車、形態としては「ホームライナー」的なもので、名古屋〜多治見間で利用する場合には、310円の乗車整理券が必要です。(関西人の感覚からすれば、果たして追加投資してまで乗る価値が? と思えますが・・・)


独自塗装の「セントラルライナー」車両
04.12.31 中津川

  このように、313系は各地でニーズに応じた使い方のできる電車です。ワンパターンの車両の使いまわしとは、いかにもJR東海らしい合理的な発想ともいえますが、管内に路線がそう多くないので、それで十分なのでしょう。

  313系はさらに東海の標準車両として増備され、2007年春までに、静岡エリアの113系や飯田線などの115系を置き換えました。今後も引き続き投入され、2013年までには国鉄時代車両(117系119系と思われる)を置き換えることが発表されています。

  →鉄道写真倉庫 313系

  記述は09年1月現在のものです。

Yakaの
独断通信簿
デザイン D どうも好きにはなれない顔。
性能 A ローカル路線ではもてあまし気味。余裕がある。
居住性 A 安心して乗っていられる。
旅情 C 割と機能性重視な感じ。
マニアック度 B いろんな使われ方をしているのが面白い。

 

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